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文化・芸術

2009年12月21日 (月)

演劇鑑賞『田園に死す』

今年、第44回紀伊国屋演劇賞団体賞を受賞した劇団「流山児★事務所」のお芝居を見に下北沢へ行ってきました。

下北沢なんて、東京出てきてから行ったの2度目くらいよ。なんかプチプチ弾むような活気がある町で、萎びたワタクシには似つかわしくない所だったわ~。

この「流山児★事務所」さん。海外公演も精力的に行われており、北京での公演を見に行ったことがあるんです。また、北京で習っていた昆劇(京劇の源流となった古典演劇)の同じ先生の下で、同劇団の役者さんが学ばれていたご縁もあり、気になっておりました。

そしてそして。今公演には、北京留学時の大先輩で、当時からずっとお芝居を学ばれ、その後も香港で演劇活動をしてご活躍。今は東京で芝居の道を変わらず続けられている「生き方男前」のお姉さんが出演されているということで、これは是非に!と楽しみに参りましたよ。

劇場前はこんな感じ。

091220_162401

目標は左の公演。

寺山修司が脚本・製作・監督を務めた自伝的要素の強い映画『田園に死す』(1974年)を、歌やダンスを交えた小劇場風(←そんなカテゴリーあるのか?)現代演劇にアレンジ。

すごい面白かったです。面白かった。引き込まれた。けど…(前の言葉にまったく偽りナシ)最近、わたくしビョーキっぽいですsweat02どんな楽しみにしていた映画でも何でも、ちょっと油断すると昏睡状態に陥り、覚醒した時には既にエンディングで「きや~っ」というパターン多し。りえこさん、ゴメンなさい…(悔)。どなたか、治療法を教えてください。

で、途中記憶が一部欠落しているため芝居云々を語る資格はございませぬ(ってかできないだろ)。しかし人生一寸先は闇。分かっていながらもデンと構えることもできず、ふ~らふ~ら、方向定まらぬ私にとって、好きな芝居に精一杯打ち込むこの先輩、ほか役者の方々の姿はあまりにも眩しすぎるのでありました。

2009年4月18日 (土)

“帝政ロシア”を匂ってみる

駅で広告看板を目にして以来、絶対惚れてしまいそうな予感がしていました。今月4日から、国立トレチャコフ美術館展「忘れえぬロシア」が渋谷Bunkamuraで開催されています。

19世紀後半。クリミア戦争に敗れ、自国の後進性を思い知らされたロシアが近代化を進めていく。農奴解放(1861年)からロシア革命(1917年)に至るまで、変貌するロシアの人々の生活や自然を描写するリアリズムを追求した作品が主ではありますが、次第に印象派への移行も匂わせていく、そんな変遷をうかがい知ることができる75点の展示です。

良いですね~。もともとモネとかセザンヌとか、割と華やかな絵画に興味は無く、レンブラントやフェルメールのような影や闇を上手く使った画家の作品が好きなのですが(っていうか、阿蘭陀ピンポイントやん)、ロシアは“心の闇”の方を表現しており、大変好みです。

最近流行りのドストエフスキーなど、ロシアのリアリズム文学に通じる社会の矛盾や貧困問題、人間の精神の病理などをぐぐぐっと考察し、見る者に訴えかけようとする深さがたまりません。

しかししかし、決して重苦しいタッチの作品群ではありません。とりわけ冬や、晩秋の風景画が美しいです。キャンバスの半分以上が空(寒そう系)。そして延々と続く道。たとえ花々や陽の光を描いても、どこかヘンタイちっくな美しさがツボです。やっぱし陰鬱な北の曇り空って好きだわup

ちょっとパンダさん、さっきあげたポストカード持ってきて!

Sn390122_3 

2009年1月25日 (日)

ピアニスト郎朗

中国が生んだ世界的ピアニスト郎朗(ラン・ラン)のピアノリサイタルに行ってきました。北京オリンピックの開幕式で、小さい女の子と連弾していた彼、といえばピンとくる人も多いのでは。↓

200808_lang_lang_02

ちょっと・・・。後で全身発光している猫背な兄さんの方が気になりますが。

中国・瀋陽出身の若干26歳。いや~、すばらしかった!もう弾いてる本人が「たっのし~sign03」って思いながら演奏しているのが伝わってくる。ほんと、ピアノって手先だけではなくって、弾き手が全身で共鳴させる楽器なんだと感じた次第。特にバルトークのピアノ・ソナタが複雑、且つエキゾチックで素敵でした。ピアノ、もっと真剣に習っておけばよかった・・・。

そしてそして。プログラム最後のショパン、ポロネーズ「英雄」の演奏終了後、一輪のバラを持った西洋人女性と、黄色い花束を携えた金髪の女性が舞台下へ走ったと思ったら。

・・・・え、カーリー?

花束の女性は華道家・假屋崎省吾さんではありませんか。超嬉しそうにラン・ランのホッペにチュッって。そうか、ファンなんだ・・・。

その後もアンコールで「別れの曲」や中国民謡(?)をアレンジした曲が披露されましたが、私はかぶりつきでガン見している假屋崎さんが気になって仕方なかったです。

ちなみに、生カーリーを見たのはこの3カ月で2度目。東京で働き始めてからほとんど有名人を見たことのない自分にとっては、結構な頻度です・・・。前回は、目黒の雅叙園で開かれていた花の展示会にて。参観者の女性に向かって「ちょっと奥さ~ん!」と叫びながら突進して来られたカーリー。あまりにもテレビのまんまで感動がなかった記憶あり。

終演後、御同行くだすった元同僚すのじさん&ジミーちゃんさんペアと、新大久保でご飯。延吉香という韓国&四川&中国東北料理のお店(要するに基本、唐辛子)で、プデチゲ他モロモロを食す。プデチゲ。ジャンクなお味でサイコー。しかし、それより心拍数が上がったのはポテトチヂミでしたけどrestaurant

Sn390117_2  外側カリッと中モチモチ。バケツいっぱい食べたい。

すのじ&ジミーちゃんさん、また遊んでくださいね~。

2008年11月18日 (火)

軍服フェチと赤壁の関係

もう落ち着きましたが、先週まで日中青少年交流イベントの準備でそこそこ忙しくしていました。その甲斐あってか、なかなか盛況のうちに終了したのでありますが(メディアには麻生総理の漢字読み間違いばかり取り上げられて不服です)、ゲストアーティストの一人が売り出し中の中国人歌手alanさんでした。

alanさんは、先日書いた「レッドクリフ」の主題歌を歌っている彼女です。イベント当日は、なぜか敷居が高くて近くで見れませんでしたが、ピチピチしてて可愛かったです。さすが“美人谷shine”出身(←プロフィール参照。んな場所あるんかね)。しかも、ライブでも非常に上手いです。天は二物を与えましたな。

それもそのはず、alanさんは女子十二楽坊も輩出した解放軍芸術学院のご出身。ここ、すごいよ。まず「解放軍」と「芸術」が組み合わさっちゃっているところが、日本人にとっては未知との遭遇です。さらに校門をくぐれば、軍服を着た美女が闊歩する特定のマニアにはたまらない楽園が待っています。

この学院は北京市の魏公村という界隈にあるのですが、すぐそばの中央民族大学なる大学にて、わたくし1年ばかり留学(遊学?)していたことがあります。近所を散歩していると、よくカーキ色のシャツに身を包んだ乙女たちとすれ違ったものです。うだるような暑さの夏の日、向かいから軍服姿の美女たちがキャッキャと手を繋ぎあい、アイスキャンデーを舐めながら歩いてくる光景を想像してみて下さい。すばらしい。すーばーらーしーいー(←俺たち妄想族!)

んで、alanさんはそんな花園から、「レッドクリフPart1」の主題歌を歌うまでに成長したのですね。(われながら、乱暴なまとめ方である)

同作の主題歌「心・戦」には北京語バージョンと日本語バージョンがありますが、北京語の方がおすすめ。声の響きが美しいです。普通に劇場で字幕版をみると、こちらが流れますよ。(なんか今月はavexのサクラみたい・・・)

2008年10月18日 (土)

ぽーてーひー

「布袋戯(ぽーてーひー)」

Photo スイートな響きでしょう?

これ、指遣い人形劇のことです。

いまや台湾の方が盛んですが、もとは福建省が発祥の地といわれております。布を袋状に作った人形を使うので、「布袋戯」。1000年以上の歴史があるといわれている伝統芸術です。

でも、発音はぽーてーひーnote

飯田橋の日中友好会館にて、17~19日の3日間、中国・福建省の漳州市木偶劇団による「布袋戯」公演が行われています。(チケットはもう完売しています)何気にマイ職場です。

指人形と侮るなかれ。京劇のような立ち回りやちょっとした動きがもう本物の人間のそれ。演者が積み重ねてきた経験と、熟練の技の凄さを感じます。

実はこの漳州市には、ハツラツ無職だった5~6年前、2カ月ばかり滞在したことがあります。まず日本の観光客は行かないような町ですが、中国映画の撮影に参加するため、撮影チームとここで共同生活を送りました。暇な日(ほとんど暇な日でした)は文字通り「徘徊」するしかない田舎でしたが、昔むかしに台湾へ渡った大陸人はここの人が多いそうで、中国大陸でありながら、台湾の原風景が残る土地です。

その時参加した映画(「台湾往事」っていいます。中国旅行に行かれた際は、探して見てください。でも、内容についての苦情は受け付けませんgood)で、指遣い人形劇が重要な場面に登場します。(今回来日した劇団じゃないかな?そんなにいくつも劇団ないから)そのシーンの撮影が見れなくてずっと残念に思っていたのですが、まさか日本で見られるなんて!公演の予定を聞いてからずっと楽しみにしていました。招致してくださった方々、ありがとう!(←つっても同僚ですが)

それにしても、何で漳州で人形劇の撮影に行かんかったんかな・・・。中国的ローカル病院で急性胃腸炎のお尻注射されてた日かな・・・。

指遣い人形劇の関連作として、台湾の巨匠・侯孝賢監督の「戯夢人生」、オススメです。

人形劇といえば、チェコのプラハで観たマリオネット劇「ドン・ジョバンニ」も良かったな。伝統の人形劇には、その土地の文化と誇りがびっちり詰まってます。search