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2010年6月13日 (日)

『アウトレイジ』

~非行防止映画である。かも。~

北野武監督作にしては珍しく、そこそこヒットしそうな予感のする『アウトレイジ』。ヤクザの権力闘争を描いた全編血まみれ、罵詈雑言あるのみ、なバイオレンス映画です。

でも、なぜか面白いんです。何ですかねー、これは。わたくし、基本的に痛いシーンはダメな性質なんですが、そこだけ薄目にしてれば痛快なエンターテイメント作。(今ふと気づいたが、『レスラー』はダメで、『パッション』の痛さはOKだった・・・。どしてだ?血は大丈夫ってことか??)

日本中どこ探しても、「『アウトレイジ』を見ろ!」と我が子に薦める親がいるとは思えないんですが(いや、決して薦めて欲しくはないんですが)、半端に格好よくヤクザや不良が描かれている作品なんか見せるより、ずっとマシかと。「このくらい痛い目ぇに遭わんとヤクザにはなられへんのや・・・」と、ソチラの道に進みかけているお子様が更生したりして。(ちなみに『極妻』シリーズを見て道を誤った女性の話も聞いたことはないが)

まあそんな上手いこといくわけないですが、それくらい北野監督、リアルに痛い殺人、暴力シーンを嬉々として描いております。殺害パターンを先に考え、逆算してシーンを構成した、という話も納得です。暴力は残虐非道ですが、作り手側が楽しんでやってるように見えて仕方ありません。とにかく大した内容はないです。ヤクザたちの生き様、死に様を見る、ただそれだけの映画です。難しい話はなしにして楽しみましょう。

・・・って、そんな映画、カンヌに出品しちゃったことが可笑しくてたまりません。

「賛否両論」とかって報じられてましたが、ない、ないってcoldsweats01。所謂カンヌ向きっていうんですか?それと真逆いってません??

北野監督、当時「ざまあみやがれ」とか「カンヌでどうにかなろうと思ってたら、こんな酷い暴力映画は作りません」とか言ってましたが、ちょっと「やせ我慢ちがうの?」と思ったりしてたんですね。

しかし、よく分かりました。マジだったのね。っていうか、何度も悪いけどよく出品できたよねーーー。

Photo_2

(C)2010「アウトレイジ」製作委員

加瀬亮(左)の変身ぶりが良い!大企業社長の御曹司も汚せば穢れる、いや、敢えて“磨けば光る”のね、と感心。あと、ラストシーンの三浦友和。その佇まいとファッションの色んな意味での危なさにご注目いただきたい。

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コメント

ヤクザに限らず、組織の残酷さを身に染みて感じる映画でした。バイオレンス描写は映画でその残酷さを伝えるための手段だったんだろうと思います。

組織の上部から物語が始まって、段々と下に降りていき、また上層部に戻っていくという、前半と後半が対照的な構造になっているのも面白かったです。

お箸はどこまで達したのか?が密かに気になっています。

ま、それはおいといて。まさに下克上でしたね。そして最後に勝ち残った人間がまた面白い。でもそうやって闘争を繰り返していくんですね。

以前より疑問に思いながら調べてないのですが、監督はどうやって極道のいろはをリサーチしてるんでしょうか。

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