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2010年5月 2日 (日)

『プレシャス』

Photo_2

迫力。ガボレイ・シディべちゃんのどアップがとにかく多いのよ。

予告編から一度観たら忘れられないインパクトを残していた『プレシャス』を観てきました。 ストーリーは「世界残酷物語」といっても過言でないくらい厳しい境遇で生きる少女プレシャスの姿を追ったものなんだけれど、時々挟み込まれるプレシャスのコミカルな妄想シーンと、作り手の愛情が垣間見える前向きかつハッピーな“リズム感”のおかげで、痛いパンチを喰らわずに観られる作品になっております。まあどうしたって、(世界基準でみれば)均一化された社会に暮らす我々日本人にとって、どこまで心に響くのか……と問われても、ちょっとギモンではありますが。頑張る気力が湧いてくる映画であることは間違いナシ。

娘を虐待する母親役を熱演したモニークのオスカー獲得や、(まさに)大型新人ガボレイちゃんの登場など、みどころが多い今作ではあります。が、

ノーメイクのマライアさん、可愛いーじゃん

という点が最も印象に残ってたりして。だって福祉課のカウンセラーよ~。伸びても縮んでも露出過多な衣装着て歌ってる歌姫マライアとは別人みたい……。

日本で暮らしていると、群集を塊単位で一目見て貧富の差、学歴の差ってそんなに感じないですよね。そもそも人種の差ってないですし。なのでこういう映画の世界は想像を絶するわけですが、まあバーチャルで学ぶしかありませんな。

中国在住の頃は「貧富の差」というものをそれこそ感覚が麻痺するくらい日々目にいたしましたが、アメリカのそれはまた異なりますね。ヒロインのプレシャスはものすっっごいおデプちゃんなのですが(『ヘアスプレー』だったら「カワイ~」とか言えるけど、泣く子も黙る巨体)、「貧しい層が太いって皮肉だよな~」と改めて感じた次第。

以前、旅行でNYに行ったとき、食事をほぼ「ホールフーズ」っていうオーガニックチェーンのイート・インで済ませていたのですよ(←なんちゃってスローフード協会会員だもの)。ここは「玄米サラダ」とか、オーガニックのお惣菜が量り売りで売られていて、とにかく種類も多くてヘルシー。安くはないけど、旅行者としてはレストラン入るより経済的だったのよね。んで、ここはヘルシー志向のニューヨーカー=高学歴高収入のホワイトカラーがデイリーで利用するお店でもあったわけです。イート・インのカウンターにはスーツに身を包んだ“アリー・マクビール”みたいなオネエチャンたちが食事をしている。その組んだ細い足の下あたり。ちょうど一段低くなったガラス窓の外側では、たっぷり脂肪を蓄えた黒人一家がマク○ナルドの紙袋を両腕に抱えてゆっさゆっさと歩いていく。金持ちはよりスリムに、貧乏人はより不健康に。簡単ながらゆがんだ図式を感じた一コマでした。『プレシャス』の舞台になってるハーレムは、さすがに日本人ひとりでウロウロしちゃ危ないってので行ってないから考察できてないんだけれども。

おまけ

Photo_3

ニューヨーク×映画ってことで。『フォレスト・ガンプ』で有名なエビ料理のお店、NYの「ババ・ガンプ」です。

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コメント

そうやねん。下流は太る、という法則があるらしいよね。学がなく、貧しく、気力がない。そういう人が日本にも少しずつ増えている様な話をたまに雑誌なんかで見る。
しかしこの負と憎しみの連鎖は、身につまされるわ~。もしプレシャスの様な境遇に生まれてきたら這い上がるのはほぼ不可能な気がする。言い方悪いかもだけど、日本に生まれてよかった。今の境遇に感謝して日々生きたいもんだなとこの映画観て思ったよ。
ってこれ映画の感想ちゃうやんね。ごめん。

我々は恵まれた境遇のせいで、努力することを忘れておりますよね~。もっとハングリーにいきたいものだ、と私は思いました。

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