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2009年5月

2009年5月31日 (日)

小説『色・戒』

1930~40年代の上海について調べたくて、参考まで『ラスト、コーション』の原作『色・戒』を読んでみました。

作家アイリーン・チャン(1920~95年)。中国・台湾・香港で絶大な人気を誇り、多くの作品が舞台や映画、TVドラマ化されている彼女の魅力が少しなりとも分かった気がする。『色・戒』は1950年に書かれたそうですが、まったく古臭くないんです。また、香港で学生生活を送ったあと上海に戻り、日本の傀儡政権の幹部と結婚したという作者。もちろん、主人公のモデルとなった女スパイ(鄭蘋菇)もいるわけですが、作者自身の体験や“演じること”への高揚感が、短い作品の中でヒロインの心情にぎゅっと凝縮されている。面白いです。

この短編小説から逸脱せず、さらに内容を膨らませて映画にしたアン・リー監督はすごい、と改めて感心しました(←何様やねん)。ただ、原作では易先生が「ネズミ顔の小男(そして地味にエロいオッサン)」となっていたので、トニー・レオンは男前すぎるやろと思いましたけど。まあ、映像化に当たっては、それが必要だったんでしょう。

どんな具合に訳出されているのか知りませんが、『色・戒』は日本語版も文庫で出ているようなので、機会があればぜひ。

ラスト、コーション 色・戒 (集英社文庫 チ 5-1) Book ラスト、コーション 色・戒 (集英社文庫 チ 5-1)

著者:アイリーン・チャン
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2009年5月26日 (火)

『非誠勿擾』

~ブームは歓迎。でも、ちょっと困ります!~

「中国でいま北海道ツアーがちょっとしたブーム」というニュースを、テレビや新聞でご覧になった方は多いと思います。昨年12月に中国で公開された映画『非誠勿擾』(英文題:If you are the one)がその“火付け役”だというので、中国帰りの友人にDVDを入手してきてもらいました。

本国では作ればヒットするスター監督フォン・シャオガン(『女帝[エンペラー]』『イノセントワールド‐天下無賊‐』など)の作品で、やっぱり大ヒットしたそうですが・・・。

つまんねー。┐(´-`)┌

この作品が好きな人、および、わざわざ買って来てくれたT嬢、ごめんよ・・・。でも、目的は「ブームの出所をこの目で確めたい!」だったから・・・。

超くだらない発明品が信じられない高値で売れて、「残す目的は嫁取りのみ!」となった冴えない中年男(グォ・ヨウ)の前に、不倫に疲れ果てた美女(スー・チー)が現れます。なんやかんやと“有縁份”で意気投合した2人。女の「心の中に一人の男性(=不倫相手)を思い続けてよいのなら、あなたと結婚前提に付き合う」という提案にのり(←のるんじゃねーよ)、2人で女と不倫相手の思い出の地・北海道を訪れる(←どこまでお人よしなんでぇ)、という筋書き。もう大体、結末まで読めるでしょ?

後半はほぼ網走周辺や(たぶん)阿寒湖など、道東の町や自然を舞台に展開するので、その風景に魅せられた中国の人が、こぞって「北海道ツアー」に参加している、ということらしいです。もちろん、海外旅行ができる一部の富裕層だけですが。

北海道の観光産業が活性化されるのは喜ばしいことです。ですがね~、中国からの大勢のお客様を日本全国お連れするという仕事柄、映画のマネをされては困ります!と私は声を大にして言いたい。

神社や教会、果ては警察や病院にまでご迷惑をかけるのは、まあ、非現実的な展開なのでよしとして。旅館の浴衣姿で町の居酒屋に繰り出して(あり得る)、歌って騒ぐのは(これもあり得る)絶対やめてください!・・・だって、やりそうなんだもん。

Photo ちなみにこの作品、日本を去って久しいビビアン・スーもちょっと顔を出しています。

コメディー作品で中国人から絶大な人気を誇るフォン監督。『女帝[エンペラー]』や『戦場のレクイエム』を撮った時には、「あら、あなたまで時代劇&アクション路線へ行っちゃうの?」と不満に思ったものですが、結果、日本人には“そっちへ行きっぱなし”の方がまだ面白く観られるみたいです。前から思ってたんですが、中国・香港のコメディー映画って、そもそも日本人の感性に合ってない気がします。楽しみ方がムズカシイ・・・。

2009年5月23日 (土)

『ベルサイユの子』

~色んな意味で「その後」に思いを馳せる映画~

昨年秋に急性肺炎のため37歳の若さで死去したギョーム・ドパルデュー主演作『ベルサイユの子』をやっと観た。

かのベルサイユ宮殿を取り囲む森には大勢のホームレスが暮らしているそう。

受け入れてくれる家族がいるにもかかわらず、社会に迎合できずに森でホームレス暮らしを続けている男(ギョーム)が、母親に置き去りにされた男の子の面倒を見るうち、父親のような情愛を抱くようになる・・・というお話。

07年仏大統領選挙は、深刻な雇用・失業問題(とりわけ若者の失業率は20%を超える)を争点の一つとして、“フランス=華やかなファッション&グルメ”とは異なる顔も持っていると、日本人に多少なりとも認識させました(そーでもない?)。そんな社会問題をばっちり背景にしつつ、同作は簡単に説明のつかない人間の感情、生き様を描いています。

映画は序盤から母親の「無責任さ」、ホームレス男の「優しさ」を観客に深く印象付けていくのですが、終盤になるとその“印象”にすら疑問符を投げかけ、突如とした幕切れで観る者の感情を宙ぶらりんにしてしまいます。ある種の放置プレイですな。

ホームレス男の気持ち、母親の気持ち、そして大人たちの事情に翻弄された男の子の気持ちを、丁寧に説明なんてしてくれません。・・・でも、それが人生ってものなのか?観客それぞれが考えるしかないのでしょう。

それにしても、ギョーム・ドパルデューがはまり過ぎです。

監督はキャスティングに当たり、まず先に「子どもの手を握る“大きな男の手”のイメージがあった」と言っています。確かに、「子どもでなくとも『あの手が握っていてくれたら安心する』と思わせる手だ~」って思いましたもん、映画を観てる最中から。“体がいい”んですよ、ギョーム・ドパルデュー。変な意味じゃなくってね。

仏映画界の問題児といわれ、バイク事故の後遺症で“義足をつけた俳優人生”を余儀なくされた彼が、かすかに足を引きずりながら(演技なの?『ランジェ公爵夫人』とか観てないので分からない・・・)小さな子の手を引き、人生を歩んでいこうとする姿は胸に迫るものがあります。亡くなったのが本当に惜しい。今後どんな変貌を遂げるのか、心から観てみたかったと思います。

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ギョーム・ドパルデューの過去作代表。また色っぺえんだ、これが。

太陽とゴハン

太陽とゴハン
苦手なモノ:【其の一】日光  【其の二】団体行動

そんな自分がすすんでピクニックに参加するとは!(「気でも違ったか」と親兄弟に心配される始末)

朝からエイヤッと粉を練ったのはこの準備です。スローフードTokyoBayの方々による、城南島海浜公園(JR大森駅からバスで約20分)でのゴハン持ち寄りピクニックに参加させていただきました。
どうですか!この手作りとは思えない鮮やかなお惣菜の数々!おいらの葱花餅なんて“ウォーリーを探せ”状態でしょう?あんなちまちましたのは忘れて、目移りしまくり。過去5年分相当の紫外線を浴びつつも、楽しませていただきました。

元々あんまり「食」に過剰なこだわりを持つ人には共感できないんですが、こちらの皆さんは適度にゆる~い雰囲気で美味しいモノを楽しく食べることを大切にされてらっしゃる感じ。孤食文化最盛期の私も、お会いするたび「人とゴハンも良いもんだ」と少しの社会性を取り戻せるのでした。

太陽とゴハン

ずーっと後ろには羽田空港が!飛行機の轟音もBGMに。

葱花餅

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現在AM9:00。朝っぱらから「葱花餅(ツォンホアビン)」を作ってみました。ハム入りの豪華版です。材料はシンプルで、北京でもとっても安価に売られてましたが、なかなか生地が層にならずに案外やっかいなシロモノ。

普段「納豆ご飯」しか作らない(料理のうちに入らない?)自分がこんな奇行に出た理由は、また後ほど。

明日は大嵐だな、こりゃ。

2009年5月20日 (水)

『ミーシャ/ホロコーストと白い狼』

~こんな凄い子、見たことないかも・・・~

ホロコーストの悲劇も狼少女の話も、映画に限ったことでなく、すでに其処彼処で聞き・語られ、もはや新鮮味(こんな言い方は不道徳ですが)を観客に与えられる題材ではないと思います。んが、しかし。この『ミーシャ/ホロコーストと白い狼』は、完全に主人公の少女ミーシャに驚嘆するための映画だ!とオススメしたい。

ブリュッセルに暮らすユダヤ人の少女ミーシャは、学校へ行っている間にナチスに連行されてしまった両親を探し、たった一人でドイツ~ポーランド~ウクライナへと歩いて(!)旅します。極度の空腹と疲労、そして冬の寒さで進めなくなったミーシャを救うのは、なんと森に住む狼の群れで・・・というストーリー。

このミーシャを演じる子役が上手い、とかいう次元じゃないんですよ。とにかく、その凄味はどこから来るんですか?と、30年生きててもヒョロヒョロのお姉さんはビックリです。両親を遮二無二探し求め、生きるために狼とともに生肉を喰らう。「自分がこの年齢の頃って、ここまで本能のまんまだったかしら?」なんてツマラナイ回想をしても無駄。とにかく、“常識を超越した子ども”なんです。

“ホロコースト”に“狼”なんてつくタイトル。「うわっ、重っ・・・」って敬遠したくなる気持ちは分かりますが、一見の価値はあり、です。

2009年5月19日 (火)

『四川のうた』(たまには真面目に)

~語る映像。すごいよ、ジャ・ジャンクー~

とても地味に公開されていますが、非常によかった。『四川のうた』。

正直、そもそも中国に興味がない人が見ても退屈な映画だと思っていたし、ドキュメンタリー×フィクションという手法も「どうなの~?」と期待していなかったのですが、固定カメラ中心の映像と登場人物の語りがこれほど雄弁に半世紀にわたる物語を紡ぐとは!!

大手デベロッパーに売り渡され、50年以上の歴史に幕を下そうとしている成都の巨大国営工場「420工場」。その広大な敷地内では、約10万人もの労働者とその家族が、まるで一つの町に暮らすかのように生活してきました。工場の解体は、その“故郷”の消失を意味します。ジャ監督は、同工場で暮らした100名以上にインタビューを敢行。歴史背景や社会体制の説明は排除し、“彼・彼女ら自身の経験”だけを、プロの俳優4名を中心とする老年・中年・青年世代の登場人物数名にドキュメンタリー形式で語らせていきます。

個人的な思い出になりますが、北京にいた時、中国人は世代によって「中国の今・昔」に対する想いが大~っきく異なることに気付かされることが多々ありました。

外国人の我々にすれば、著しい経済発展を続け、良くも悪くも様々な話題を振り撒きまくる今の中国にすごいエネルギーを感じるでしょう?逆に、「改革・開放前、ましてや文革時代の中国なんてとんでもない!」みたいなイメージがあるか、と・・・。けれど実際、ご年配の方とおしゃべりすると、それはそれは懐かしげに「昔はよかった」バナシをされるんです。“集団・体制の中で守られてきた安心感”みたいなものがあったようで、「はい、皆さん。それぞれ頑張って生きてって下さいね!」って投げ出されてしまった現在の状況の方が厳しいんですね。

一方、若い世代は違います。ものすごい上昇志向です。「こりゃ日本、負けるわ」と何度思わされたことか・・・。

映画の後半で、若い女性アパレル・バイヤーを演じるチャオ・タオ(『長江哀歌』でも主演)が、印象的なセリフを言い放ってます。「両親のためにこの高層マンションを買ってみせる。高価だって分かってるわ。けど、絶対できる。だって私は労働者の娘だもの」。彼女、実際には私と同じ70年代生まれだと思うのですが、この心意気っすよ。今の中国を引っ張ってるのは。

『四川のうた』は、静かな映像と語りだけで、それぞれの世代間ギャップまで鮮やかに描き出しています。始めに「中国に興味のない人には退屈」と書きましたが、大きな社会のうねりがあの国の人々の生活にどんなドラマをもたらしたのか、それは十分に感じ取れる作品です。

さて、同作は中国で上映された3本目のジャ・ジャンクー作品(『世界』『長江哀歌』に続く)ですが、興行的には一番のヒットになったそうです。よかった、よかった。インディペンデント系は中国でも難しいですから。

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本国版チラシ(?)

ところで、今年もカンヌに『Spring Fever』(原題「春風沉醉的夜晩」)をコンペ出品しているロウ・イエ監督。ジャ監督と同じ“第6世代”の旗手と言われていますが、『天安門、恋人たち』での表現を理由に中国当局から「今後5年間の製作禁止」処分を言い渡されている最中。なのに、また出しちゃいました。もう、本国で活動する気はないのでしょうか・・・。その製作意欲、反骨精神は素晴らしいと思うのですが、私的には、ジャ監督の独自のスタイルを保ちつつも「インディペンデント系もアート系も、市場に組み込まれていくべき」とキワドイ反抗はしないスタンスを支持したいです。

2009年5月17日 (日)

『天使と悪魔』

~今度は中国でもOKですか?~

3年前のヒット作『ダ・ヴィンチ・コード』の続編として封切られた『天使と悪魔』を観て来ました。

物議を醸した前作に比べ、わりと大人しめに公開された感のある今作。娯楽性だけに触れれば、断然レベルアップしていると思います。スピード感溢れる展開と“分かりやすさ”。これ、ここです。分かりやすさ。『ダ・ヴィンチ・コード』を見て頭「???」だった人も、「ちょっと映画行こうぜ!」と家族・友人を連れて行って横で眠られる心配もない。大丈夫かと思います、はい。

でも、十字軍やテンプル騎士団の伝説、シオン修道会やフリーメーソン等々の秘密結社ばなしにゾクゾクする性質の自分は、『ダ・ヴィンチ・コード』の方が楽しめました。みぞおち辺りがヒヤッとする感覚がたまりまへん。小説読みたいっす。

ところでところで。2006年5月に中国でも公開され、大ヒットを記録していた『ダ・ヴィンチ・コード』。確か突然、当局からの通達一枚で(一旦承認したにもかかわらず)上映が打ち切られ、観に行きたかったのに悔しい思いをした記憶が。←「中国語で見て分かったんか」っちゅうツッコミ、いただきました。

外国からの影響を排除するため、基本的に中国共産党公認の教会しか認められず、本来ローマ教皇の特権である司教の選任等も独自に行っちゃってる中国(誤認があったらゴメンナサイ)。そのため、ヴァチカンとは国交が断絶しております。しかし意外とカトリック教徒も多い国なので、仲直りの“落としどころ”を探っている最中にあの映画はまずかったのかなあ~とも思いますが。まあ、表向きは「国産映画の促進のため」となっており、本当の理由はわかりません

『天使と悪魔』は中国本土でも上映されるんでしょうか??今のところネット上で、そのようなニュースは見つけられないんですが・・・。気合い入れて探してないだけ?(「トム・ハンクスのマッスルはなかなかだgood」とかいう、どうでもいい記事は読んだ)現地の方、また教えてくだされませ。

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2009年5月14日 (木)

『ウェディング・ベルを鳴らせ!』

~笑う過度には服着たらず~

何を撮ってもハイテンション!エミール・クストリッツァ監督作『ウェディング・ベルを鳴らせ!』は、とりあえず頭を空っぽにして笑って観ることをオススメします。

ストーリーは超単純。田舎の少年&爺ちゃんが繰り広げる“セルビア版婚活ストーリー”・・・と、時代の潮流に沿った形容をしてみました。

でもでも。日本の“婚活”バナシでよく耳にする「草食系男子」なんていうキャラは一人も登場しないところがとってもヘルシーrun。男も女も、老いも若きもみ~んなバリバリの肉食系taurusなところが非常にナチュラルで健全な感じがするのは、私だけではないはずっ。健康的な下ネタが、生きてることって素晴らしい!と何故か感動させてくれる、観れば元気になること請け合いの一本です。

まずは「頭空っぽにして」と申しましたものの、クストリッツァ作品ならでは(?)のセルビアの世相風刺にも触れないわけにはゆきませぬ。

NATO(=アメリカとして描かれている)の空爆で破壊され、今まさに復興、経済発展を至上命題に走っているセルビアの町。農村からお嫁さんを探しにやって来た少年が一目惚れする美少女は、資本主義の名の下に一発儲けようと企むマフィアに身売りされそうになります。ストリップバーで売春を強要されそうになるんです。事前にその危険を察知した少年が少女の家を訪れた時、テレビで偶然放映されている映画が『タクシードライバー』だったりするんですね~。しかも、ベトナム帰りで精神を病んだモヒカン頭のデ・ニーロが、腐りきった社会の悪を成敗すべく、売春宿を奇襲するシーン。セルビアの現状を憂うメッセージを込めていそうで、実は込めていなさそうな、そんな本気⇔遊び紙一重のクストリッツァ作品、やっぱり私は大好きです!

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ところで、マフィアのボスを演じたミキ・マノイロヴィッチという俳優さん。『パパは、出張中!』にはじまり、『アンダーグラウンド』『黒猫・白猫』とクストリッツァ作品の常連ですが、つくづくウマ面白い役者さんだな~と思います。

2009年5月 9日 (土)

なかった

今日は朝刊も夕刊もこなかった(←コレ正解)。
やはり昨日はスペシャルだったらしい。

2009年5月 8日 (金)

神様ありがとう

うちは日経新聞を購読しているのですが、ちょっと目を通せない日が続き、積まれた紙の山が目障りになっていました。

そんなG.W.前。「配達休止を希望する期間があればお知らせ下さい」チラシが折り込まれていたこともあり、試しに5月末日まで1ヵ月止めてみることに。その気になれば図書館でも職場でも読めますからね。

けど、いざ新聞が届けられないと、社会から隔絶された気がして寂しいものです。そして最大の問題は、毎週楽しみにしていた金曜夕刊の映画レビューが読めないこと。

「そうさ、そこだけ買えばいい。近所のコンビニで買えばいい。ルンッ♪」と、自分に言い聞かせる。

そうして迎えた本日金曜日。

運悪く体が熱っぽいじゃあありませんか。読みたい、でも、コンビニまで行くのシンドイ・・・。しかも外は雨あめ降れフレ、歌うな八代亜紀状態。しかし、欲求を抑えきれずに「えいやっ」と部屋着にビーサン姿でマンションの玄関に降りたところ・・・

サンタさんでも来たのかしら?shine

我が家の郵便受けに、今日の夕刊が投げ込まれている!

神様ほっけ様ありがとう!

ささやかな幸せを感じて体調不良もとんでいきやした。ま、明日の朝刊も入ってたら、すぐクレームの電話やけどな。

そんな神様がくれた本日夕刊で取り上げられていた作品は、『ベルサイユの子』と『ウォーロード』。前者はまだ観ていませんが、後者の感想は以前書いたものを御参考ください(http://r-doudou.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-4407.html)。

私は『レッド・クリフ PartⅡ』より、こっちかな。面白いですよ。

2009年5月 6日 (水)

『X-ファイル:真実を求めて』

~なんだ、あともうチョットだったんじゃん~

これをカミングアウトすると更に20年くらい婚期が延びそうなので、人に言う時いつもちょっと躊躇います。こざっぱりした女性を目指す身としては、『X-ファイル』シリーズがかなりかなり大好きheart01という、恥の多い中・高校生時代を送ってきました(byなんちゃって太宰治)。「こんな奇妙奇天烈なストーリーを毎週考え出すアメリカって凄い!」なんて、素直な勘違いをしていたものです。

米国で2002年に放送終了した同TVシリーズですが、昨年映画が公開されてから、ちょっとした敗北感を味わっておりました。

というのも、大学生になったくらいからでしょうか。理由は忘れましたが追いつけなくなり、最終シーズンまで見届けていないため。

かれこれ何年経つのだろう?もう遠い過去の思い出。最新劇場版なんて見ても、もう追いつけるはずがない、でもっ・・・そんな一抹の不安と葛藤を克服し(←大袈裟です)、やっと借りた『X-ファイル:真実を求めて』のDVD。

な~んだ、大丈夫じゃんup

TVシリーズの“売り”だったUFO&政府陰謀ネタは登場せず、さすがに多くのファンにとっては物足りない内容かもしれません。でも、ホント久々に見た、或いはシリーズを見たことがない人(そんな人はわざわざこの映画見ないって?)でも分かる作品としては、結構面白く出来ていると思います。

で、思いました。私はいったい、あとどのくらいTVシリーズを見過ごしたのだろう?・・・と。

ウィキぺディアさんでチェックしてみたところ、第9シーズンあるうちの第7シーズン最終話まで、1話たりとも欠かさず見ていた記憶がカムバック。なんだ、あと2シーズンかい。っていうか、随分と気色の悪い女子高生だったことだろうよ・・・。お父さんお母さん、ごめんなさい。

どうしよっかなあ・・・見ちゃおうかなあ、あと2シーズン。

その前に、ゴールすぐそこの『プリズン・ブレイク』を片付けます。

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2009年5月 4日 (月)

アレのない中華料理店

大学からの友人、元S嬢と小岩でご飯をする。

実は人生初小岩。韓国料理をはじめ、年季が入った看板を掲げるアジア料理店が多いエリアだったんですね、小岩って。知りませんでした。

で、中国初心者の頃にともに幾多の試練を乗り越えた元S嬢と入ったお店は、やはり中国・台湾料理の老舗「揚州飯店」(http://r.tabelog.com/tokyo/A1312/A131204/13045020/)です。ディープです。

よく言われる例えです。日本人はコップを割ったときに「コップを割っちゃった」と言いますが、中国語では「コップが割れた」と表現します(もちろん例外もありますが)。これをちょっと踏まえて読んでください。

開店時間である11時半ちょうどに入店した我々。まずは「怪味鶏」という料理を注文しました。怪味、とつくと大抵は辛味を中心に香辛料を効かせた味付けの料理を指します。そしたらば、お店のおばちゃんが「ああ、それ今日は終わっちゃったんだよね」

・・・え、終わった?開店してすぐなのに?

それでは、何が「終わった」のか確かめてみましょう。

替わりとして「バンバンジー(棒棒鶏)」を頼んでみました。すると「ああ、それも終わっちゃったの」・・・どうやら、鶏が「終わっちゃった」ようです。

買っとこうよ。

鶏肉がない中華料理店ってどうよ?

ちなみに、最後に頼んだコーラも「終わっちゃって」て飲めず。

そんな状況(=鶏がない。きっと他の色んなモノもない)でも、在日中国人の店員さんらは、お客のいる隣のテーブルでタバコ吸い吸い、スイカを食べてくつろいでいた。いいねェ~。近ごろ見なかった緩い光景だ・・・。

誤解なきよう申し上げて起きますが、決してサービスが悪いわけではありません。マニュアル化された日本のレストラン店員より、ずっと気持ちよく笑顔で対応してくれます。

また、老舗だけあって料理は本格的(ご主人が台湾の方のため、味付けは南よりで甘めです)で美味しいです。地味にウケたのは、「ホウレンソウの豆腐炒め」と「ホウレンソウのキクラゲ炒め」のどちらを注文するか迷い、豆腐の方をチョイスしたのですが、出てきた料理はホウレンソウ×豆腐×キクラゲがほぼ均等に炒まってました。キクラゲの方を頼んでいたらどんなモノが供されるのか、ちょっと興味あります。

日本人には若干オイリーかもしれませんが、これから中国へ初上陸を予定されている方などには、アチラの食堂の雰囲気も含めて、予行演習によいかもしれません。

2009年5月 2日 (土)

連休に引きこもる理由

映画好きと言うわりに、実はそんなに本数を観ていない。

とりわけ、「これ、絶対に観たい!」と前々から楽しみにしている作品でなければ、劇場に足を運ぶことも少なくなっている(行く時間自体ないし)。

んが、しかし。最近、とみにシネコン通いが楽しいのは、映画版『ハゲタカ』の予告編が流れるからかもしれません。

テレビ版が非常に面白かったのもあるのですが、主演の大森南朋。私的にストライクど真ん中です。そもそも、寺島しのぶが“痛キモチいい”感じに主演した『ヴァイブレータ』(03年)で、金髪に長靴穿いてコンビニに登場した瞬間、やられました。邦画は下手したらもう10年くらいお金を払って劇場で観てない気がするのですが、『ハゲタカ』は行こうと思います。

ちなみに、G.W.は4~6日の3連続でテレビ版を再放送するそうな。おいら引きこもりまっせ。しかし、一般的な知名度の高くない俳優を主演に迎え、あんな経済ドラマを作ろうと考えたNHKはすごいと思う。

ついでにいうと、『愛を読むひと』(6月19日公開)も劇場予告編を観ているだけで、原作『朗読者』を思い出して涙が出そうになります。お願いだから、日本版テーマソング(by平井堅)なんて作んのやめて欲しい。

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『新宿インシデント』

~姉さん、事件です!(←ちょっと古かった?)~

「イーストウッド作品の哀しさは日付を越える」と書きましたが。私、嘘をつきました。『グラン・トリノ』で流した涙は、続けてみたコイツ⇒『新宿インシデント』に吹き散らされてしまいました。

けなしてるんじゃないんです、ないんですが・・・

中国人のヒーロー、ジャッキー先生が大変です!

いくら問題発言して叩かれようとも、ジャッキー先生はユーモア溢れるヒーローだったはずなのにぃ~crying

こんなダークな(かなりVシネ入ってるし)ジャッキー・チェン映画は観たことない!ストーリー展開が強引なのは香港映画では当たり前。けど、女を買い、犯罪に手を染め、下水にまみれて走るジャッキー先生の姿は、結構な衝撃度です。中国で上映禁止になったのも納得のエグさだし。

え~っ、新宿って、歌舞伎町って、こんなにハードなんっすか?(←関西人なもので)

確かに、日本で不法滞在やイケナイことをやってる中国人の話はよく聞きますが。黒いところの詳細については、もっと調べてからでないとコメントできまへんな。

しかし、昨年亡くなられた峰岸徹さんはじめ、長門裕之、加藤雅也(やっぱこの人は関西弁がいいね!)ら日本側出演陣がすごい!時代は進んだ、と思いました。だって、かなり過激な暴力映画になっていますが、日本人と中国人をどっちが善、どっちが悪とすっぱり分けずに敏感に作っている。その気の使い方は、スクリーンに登場する豪華メンバーの顔ぶれを観てもうかがい知ることができます。これからますます、こんな風に国境・エリアを取り払ったアジア合作映画が作られていくのかしら・・・。

そうそう、忘れてはならない!もちろんジャッキー先生っぽいアクションも有り。でも、それを一緒にこなすのが竹中直人っていうセレクト、外国人監督ならではじゃないでしょうか。

最後に一言。「を見るのが苦手な人は、ぜーったい観ない方がいい

2009年5月 1日 (金)

『グラン・トリノ』

~運命が導いた?!イーストウッドの集大成~

昨日、破産申請したことを発表した米クライスラー。こことゼネラルモーターズ(GM)とあわせて「ビッグ3」と呼ばれている自動車大手フォードが1972~76年に生産したヴィンテージカー、それがタイトルの「グラン・トリノ」です。

随分前から日本車に押されて衰退気味ではありましたが、世界的金融危機で、輪をかけて過去の栄光見る影無しのこの3社。これが俳優として参加する最後の作品と言っているC・イーストウッド監督・主演作『グラン・トリノ』の主人公が、元フォードの組立工っていうところからして、“いかにもイーストウッド”的な悲哀を感じるじゃあありませんか。

舞台は治安の悪さではお墨付きの“自動車の街”ミシガン州デトロイト。主人公コワルスキー(どうやらポーランド系アメリカ人らしい)は、家族からも疎まれている筋金入りの頑固オヤジです。自分がステアリングコラムを取り付けた「グラン・トリノ」を毎日磨き、日がな一日ビールをガンガンやりながら愛犬に話しかけ、至る所で人種差別的暴言を吐きまくる嫌われ者。息子はよりにもよってトヨタのセールスマンとなり、「ランドクルーザー」に乗って妻の葬儀にやって来るもんだから、いつもブルドッグのように怒りの沸点3度下くらいで唸っている。そんな偏屈ジイさんが、お隣に住むモン族の姉弟と心を通わせていくストーリーです。

・・・と、超簡略化してあらすじを紹介しましたが、女性は必ずアイメイクをウォータープルーフのものにして行ってください。パンダになります。さもなくば、夜道を人目に触れずに帰ってください。

今年一番泣いたかなぁ。『ミリオンダラー・ベイビー』もそうでしたが、イーストウッド監督作の哀しさって日付を越すんです。ほんま、勘弁してください。

ほぼ予備知識なしで観たので、てっきりイーストウッドを当て書きした脚本を使ったのかと思いきや、映画初脚本の新人が書いた作品を、ほとんど手を入れずに撮ったものだと知ってびっくりです。

というのも、映画の主人公と同様にイーストウッドも朝鮮戦争に従軍しており、長年暮らしているカリフォルニアにも劇中登場するようなモン族のコミュニティがある。そして、物語ラストの“落とし前”のつけ方・・・。「イーストウッドやなかったら誰ができんねん!」って思うような見事なはまりっぷりの筋書きです。

俳優人生のラストにこの脚本と巡り合ったということは、偶然、いえいえ、運命だったのかもしれませんね。

ところで、登場する「モン族」という人たち。我々中国が長い者の間では「苗(ミャオ)族」として通っています。

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中国網(china.org.cn)より拝借

中国は貴州省など南西部に多く暮らし、国境を接するベトナムやラオスにも広く分布。ちなみに「ミャオ」というのは漢民族による呼称のため、呼ばれるのを嫌がる人もいるそう。インドシナ半島で生活していたモン族の一部は、ベトナム戦争時に共産主義をくい止める盾として米国に加担(利用されたというべきか)。サイゴン陥落後、共産主義政権から逃れるために米国に移住し、今でも二世三世がカリフォルニア、ミネソタ、ウィスコンシンあたりに暮らしているそうです。

そういえば、北京留学中にもラオス系アメリカ人の男の子がいたな、と今思い出した。ひょっとしたらモン族だったのかもね。以前、旅先のホーチミンで出会ったシクロ乗りも、サイゴン陥落の際に米国へ逃げる船に乗り遅れ、妻子と生き別れたって話してたっけ。それもコレと関係ある??・・・う~ん、アメリカ。ほんと、罪深いことやってるよ。

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