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2009年4月22日 (水)

『レイチェルの結婚』

~家族と分かり合うことが最も難しい~

久々に映画を観て泣き疲れました。昨晩は遅ればせながら『おくりびと』(←やっぱり広末涼子が受けつけない・・・)を観て、涙腺が緩んでおったからでしょうか。『レイチェルの結婚』。兎に角、中盤からダラ~ンと涙ハナ汁垂れ流し状態で、いつもほぼスッピンである我が顔面に感謝したほど。ただ、誰しも泣いてしまう作品というわけではないかも。個人的にツボだったってだけで。

舞台は米国北東部のコネチカット州。主人公のキムは、麻薬の常習(たぶん他にも悪事やってる)で入れられた施設を退院し、近々結婚する姉レイチェルがいる家族のもとへ帰ります。米国の結婚式は、ドレスの準備からパーティーまで、一切合切、手作りが主流。姉やそのフィアンセ、友人らは式の準備にてんやわんや。そんな家にキムはなかなか溶け込めない。また、ギクシャクする家族とのやり取りの中で、人一倍繊細で脆い彼女が背負う過去の悲劇も徐々に明らかにされていく。

実際の米国の崩壊家庭をビデオカメラで記録したような緊迫感です。この作品に限らず、家族というのは近すぎて、たとえ決定的な亀裂が生じてしまったとしても、気付かないフリをして平穏な家庭であろうとする傾向がある、また、その必要があると感じます。“鯛の塩釜焼き”みたいに叩けばすぐ割れるのに、何かで覆い固めずにはおれない厄介な絆。

同作の結婚式は、何故だか分かりませんが介添人の衣装がインドのサリーだったり、ウエディングケーキが“青いインド象(!?)”型の一風変わったシロモノであったり、ファンキーなおっさんがギター演奏したりと、なんとも多民族的。新郎の顔が広いのか、お祝いに集る人々も黒人にアジア系、人種も職業もまちまちで、米国らしさを感じさせる。しかししかし、素晴らしい式にするため、こんな多様な人々が力を合わせて頑張っているというのに、一番のボトルネックは家族問題というところが、この映画のリアルで愛しいところです。

監督のジョナサン・デミは『羊たちの沈黙』(←超超好き)や『フィラデルフィア』で有名ですが、登場人物の心理をグッサリえぐる演出に非常に長けている(偉そうですんません・・・)。特に、『羊たち~』で“人食いレクター博士”が面会に来た女性FBI捜査官に向かって「高価なバックに安物の靴。田舎から苦労して出てきた野心家だね」と指摘するシーン。イタイところを突かれたこの捜査官を演じるジョディ・フォスターの表情が、15年近く(うおぅっsweat02)経った今でも忘れられない。

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