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2008年10月

2008年10月26日 (日)

フォン・シャオガンin東京国際映画祭

第21回東京国際映画祭にて、特別招待作品として上映されたフォン・シャオガン監督の「戦場のレクイエム」(原題:集結号)を観てきました。

国共内戦を背景に、全滅した部隊で一人生き残った指揮官が、失踪扱いにされた部下たちの栄誉を取り戻すという、実話を基にしたストーリー。

中国ではフォン・シャオガン=正月映画というイメージですが、同作も昨年末に本国で公開されて大ヒットしました。また、「女帝〔エンペラー〕」(この邦題すごい違和感。原題「夜宴」の方がええ)を除き、すべてコメディーを撮ってきた監督としては、もちろん初の戦争映画です。舞台挨拶で本人が言ってましたが、ジェンル問わず彼の作品は必ずヒットするという、もうある意味立派な“ブランド”ができてるんですね。っつーか、そこ自分で言っちゃうとこがステキです。

韓国映画「ブラザーフッド」のスタッフが参加したというだけあって、戦闘シーンが非常にリアル。こんな作品も撮れるのかと、フォン・シャオガンのストライクゾーンの広さに感心してしまい、結構エグい映像ながらかぶりついて見ちゃいました。内戦後となるストーリー後半は、急にテンションが変り“ひと昔前のお涙頂戴(中国)国産テレビ映画”みたくなっちゃうのは残念ですが、ところ変れば感動のツボも違うってことで、まあ・・・。けど、随所にコメディーが得意な監督らしい掛け合いが出てきて、ニヤッとさせられます。

中国映画の大ヒット作にしては珍しく、大スターが出てない同作。監督は「我就是明星(俺がスターだ)」って豪語してましたが、実はいま最も人気があると言われる若手注目株が出演しています。

ジャーン!

Photo_2 

えっ、芸能人・・・?

右の彼ですからね、右の!(ちなみに左はドラマ「大地の子」で上川隆也演じる陸一心の奥さんを演った蒋文麗さん)

最近すっごい露出している人気者らしいです。王宝強さんといって、やはりフォン・シャオガン監督の「イノセント・ワールド-天下無賊-」で注目された俳優さん。雰囲気から察しがつきますが、農村出身の苦労人で、エキストラの応募で並んでいたところを見出されたらしいです。そう、彼の売りはズバリ素朴な農民キャラ。しっかし中国で財を成した農村出身者が“エゲツナイこと”に変貌するのを見聞きしてきたので、彼の笑顔のウラに黒いモノが潜んでいないことを願うばかり・・・。

ちなみに四川大地震では彼、「(貧困の辛さが分かる農村出身のくせに)募金額が少ないぞ!」とバッシングを受けたらしい。下世話ですね。えーじゃないか!お金のありがたみを知ってるんやから、そんな太っ腹には放出できへんがな、ジャッキー・チェンじゃあるまいし・・・。

それにしても中国って、日本の人気タレントレベルなら街中にウヨウヨいる美女の宝庫。テレビドラマでも主役からエキストラまで見目美しい女優が揃っていたりするのですが、俳優となると、それはそれはフツーの外見の男性が多いんですね。

中国在住の友人A子嬢によると、いま一番ホットなのは彼だそうだ。↓

Photo_4

ワーオ!

嫌いじゃないけど。

佟大為さんっていって、テレビドラマで人気沸騰!私は07年6月まで中国におりましたが、既にかなり人気者でした。(※コーション!:位置づけとしてはアイドル的扱いですから)

中国って懐が深いよなあ・・・。雑誌で「注目のイケメン特集」がうけ、ルックスだけの若者が主役を張れる日本が薄っぺらく思えてきた。

2008年10月18日 (土)

ぽーてーひー

「布袋戯(ぽーてーひー)」

Photo スイートな響きでしょう?

これ、指遣い人形劇のことです。

いまや台湾の方が盛んですが、もとは福建省が発祥の地といわれております。布を袋状に作った人形を使うので、「布袋戯」。1000年以上の歴史があるといわれている伝統芸術です。

でも、発音はぽーてーひーnote

飯田橋の日中友好会館にて、17~19日の3日間、中国・福建省の漳州市木偶劇団による「布袋戯」公演が行われています。(チケットはもう完売しています)何気にマイ職場です。

指人形と侮るなかれ。京劇のような立ち回りやちょっとした動きがもう本物の人間のそれ。演者が積み重ねてきた経験と、熟練の技の凄さを感じます。

実はこの漳州市には、ハツラツ無職だった5~6年前、2カ月ばかり滞在したことがあります。まず日本の観光客は行かないような町ですが、中国映画の撮影に参加するため、撮影チームとここで共同生活を送りました。暇な日(ほとんど暇な日でした)は文字通り「徘徊」するしかない田舎でしたが、昔むかしに台湾へ渡った大陸人はここの人が多いそうで、中国大陸でありながら、台湾の原風景が残る土地です。

その時参加した映画(「台湾往事」っていいます。中国旅行に行かれた際は、探して見てください。でも、内容についての苦情は受け付けませんgood)で、指遣い人形劇が重要な場面に登場します。(今回来日した劇団じゃないかな?そんなにいくつも劇団ないから)そのシーンの撮影が見れなくてずっと残念に思っていたのですが、まさか日本で見られるなんて!公演の予定を聞いてからずっと楽しみにしていました。招致してくださった方々、ありがとう!(←つっても同僚ですが)

それにしても、何で漳州で人形劇の撮影に行かんかったんかな・・・。中国的ローカル病院で急性胃腸炎のお尻注射されてた日かな・・・。

指遣い人形劇の関連作として、台湾の巨匠・侯孝賢監督の「戯夢人生」、オススメです。

人形劇といえば、チェコのプラハで観たマリオネット劇「ドン・ジョバンニ」も良かったな。伝統の人形劇には、その土地の文化と誇りがびっちり詰まってます。search

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