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2008年8月 3日 (日)

頤和園

邦題は『天安門、恋人たち』ですが、原題の『頤和園』の方がしっくりくるし、作品のポイントを押さえるものになっていると思います。

複雑で、「自分は他の子とは違うのよ」(と思っている)オーラをがんがん出しているヒロインが、北京の大学で理想の人と出会って恋をする。離れられなくなるのが怖いほど。そしてはたから見ればイラッとくるような馬鹿な言動をとって自分から離れていく。そして天安門事件が起こり、別々の道を歩み・・・。平たく言ってしまえば、そんな2人の10年の軌跡を語る映画です。

このヒロイン、気性が激しいというか、欲望(物質欲というより性欲)が強いというか。でも、こうありたいと思う自分と現実の自分が全く違うような気がして、いつも悩みもがいている女性なんです。自分から手放したのに、10年にわたりずっと彼のことを渇望し続けている。(すんごい澱たまってます。)劇中、ヒロインが日記に「幻想・・・それが致命的」と書いているように、彼女にとってこの理想の人は、とりついて離れない幻想なんだという気がします。その証拠にこの男性は、見栄えが良くて、優しくて、でも特に何てとり得があって成功したようには描かれてないんですから、「幻想の男」にぴったりでしょう。

この彼を演じている郭暁冬という俳優さん。地味ですが、どっかで見たな~と思っていたら、中国のテレビドラマ「新結婚時代」で劉若英(『天下無双』、Kiroroのカバーで有名な台湾歌手)の夫役を演じた人でした。北京で働いていた頃、はまりました。私のまわりの中国人友(一部ジャパニーズ含む)もはまっていました。日本でよくある嫁姑バトルの話ではなく、都市のホワイトカラー家庭で育った妻と、農村出身だけど苦労して北京で成功しようと頑張る夫を中心に展開するドラマで、現代中国がかかえる経済格差や価値観の問題に真っ向焦点を当てた力作でした。そこで苦労人の夫・何建国を演じていたのが郭暁冬だったので、映画館で気付いた時は「建国(ジェングオ~)」と叫びたくなったのであります。だって、ドラマでも気の強い嫁に振り回されても、いい夫やってたんで。今月の「理想の人賞」はあんたに決まり!ってところです。

Photo

ほれ、いい人そうでしょ?

写真にもそう書いたあるし。

ロウ・イエ監督作では、『ふたりの人魚』(原題:蘇州河)もオススメ!

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コメント

私もこれ、見てみたい。面白そう。こういうの、好き。
そして郭暁冬さん、私もこういうお顔、好きです。見たらハマるだろうなぁ。。。

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