ちょっとの加齢臭と・・・
なんだかにおうタイトルですが、『ラスト、コーション』(原題『色・戒』)みたよ、という話です。もう二週間前の話だけれども。
えろいえろい、そればっかりやたらと話題に上っていた気がする同作。東京マラソンが行われた休日の日比谷(シャンテシネ、いつも良い映画かけますね
)。朝イチの上映にもかかわらず(というか、むしろ朝イチだったから?)、壮年男性の異様な熱気が充満していました。章光101っぽい変った香り全開の2時間半。
それはおいといて。中国でも張愛玲原作のテレビドラマや映画をいくつか見ましたが、登場人物に「こんな友達いたら面倒かも」というタイプが多い気がします。分かりやすい善悪の区別がない、というのでしょうか。言い方を変えれば、非常に現実的な人間描写だと思います。
「ラスト、コーション」も、憎き“売国奴”トニー・レオンと、女スパイのタン・ウェイが、社会的な善悪かなんて途中から分からなくなって「戒」を忘れ「色」にのめり込んでいく話。愛国心に燃えるヒロインったって、結局スパイはスパイやもんな。また、最終的にタン・ウェイに起こった悲劇も、そもそもワン・リーホンの青い青いヒーロイズムが元凶だと思えますし。敵との許されざる愛、なんてすぱっと片付けられる分かり易いテーマではないですよね。
話題のえろいシーンもそんなにえろくないですよ。ぽこっと大胆にボカシ入ってたからかなあ(港台版や中国本土で売られている海賊版DVDなんかではボカシ入ってないんですか?知ってる方教えてください
)。一番エロティックだったのはシーンそのものよりタン・ウェイの黒々したワキ毛だと思いますが・・・。中華圏の人々にとっては、原作が張愛玲で、ノスタルジックな上海&香港を再現していて、主演がトニー・レオンで、監督は今や華人の誇りアン・リーで、人気歌手ワン・リーホンが役者に本格チャレンジしていて、時代背景の理解も深くて・・・とヒットする要素がもともと満載なわけですが、日本で話題になるのは床シーンだけなのかもしれませんね。
それにしてもトニー・レオンって上手ですね~。Hがでなくて演技が。この人の憂鬱な表情はもう見飽きたと思っていたのですが、要所要所で感情の揺れを目で語り、観客に的確に伝えられる役者さんって稀だと思いました。
中国つながりということで、池袋にある中国料理屋・大宝(保湿クリームみたい?)で、懐かしの家常菜を食べたよ!という写真を割り込み!
NNAのNさん、東洋経済のSさん(ここまで書いたら名前書けよって感じですが)と、楽しい晩ご飯をいただきました。これもだいぶ前のおはなし・・・
。書くの遅くて。
保定出身の笑顔が素敵なお姐さんがお給仕してくれました。火力が弱いせいか、干遍雲豆がちょっと瑞々しすぎる感じでしたが、ほぼ本場の味で美味しかった。3人でかなり食べましたね~。中国で4皿、とか普通完食しないです。感覚が日本の居酒屋サイズになってました。
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